第一章 パスタはキッチンに消えた
まずは普通にペペロンチーノを作ってみる。

 と、いうわけで自分とペペロンチーノの戦いは始まりました。

 最初は一般的なアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノを作る事に。
 タイトルはMS IGLOOの『大蛇はルウムに消えた』のパクリですが、MSはおろか大蛇も関係がありません。
 ともあれ、ネットでいろいろ調べ…材料を調達する事に。


  ・ニンニク
  ・パスタ
  ・トウガラシ
  ・オリーブオイル
  ・パセリ

 
あとは塩やコショウなど、割と一般家庭にあるものなので割愛。


 殆どはそのへんのコンビニで売ってますが、意外と大変だったのがトウガラシです。
 売ってないわけじゃないです、ただ、ペペロンチーノってそんなに大量に使わないんですが
 バラで売って無かったんですよ、トウガラシ…仕方なしに大量に購入するハメに



 ペペロンチーノは、大まかな作り方だけなら非常に簡単なプロセスで
  @パスタを茹でる
  Aニンニクをスライスし、オリーブオイルで炒める
  Bニンニクがこんがりしてきたら、トウガラシ投下
  C茹で上がったパスタを上記のものと一緒に炒める
 ね、カンタンでしょ?(ボブ風に)

 普段料理をしない自分でもコレならなんとかなりそう!
 鼻息荒くお湯を火にかけ、出来上がるペペロンチーノに胸躍らせながら
 『んまぁ〜〜〜イ!ハーモニーっていうんですかァ〜!?』 とかJOJOっぽくするか
 『油っこいのを頼んでしまった…しかも大盛り、こりャ胃が心配だ』
 とか孤独のグルメっぽくするか
 『こ、このパスタはまるで命綱!高所でドカの安全を確保する世話焼き女房!』 とかドカコックっぽくするか


 まあともかく、どんな料理マンガ風に美味さを表現するか悩んでました。





 ニンニクのスライスをオリーブ・オイルで炒めたのは手堅く成功。
 パスタを茹でるのも、人並みには成功した模様です。

 あとはコレとコレを混ぜて炒めるだけ!
 ニンニクのいい香り!
 くぅ〜! 俺吸血鬼に生まれなくてよかった!




 早速ざっと混ぜて炒めます。
 どれどれ味見を…



 …



 …?
 あれ?

 全く、味がしない…

 
え?
 あれぇ?
 

 作り方何も間違ってない、ないんだけど…

 これはただ、素パスタにオリーブオイルぶっかけただけの味気ないパスタじゃねーか!
 油の味しかしねえ!?



 おかしいな
 もうちょっと炒めれば味が…味がパスタに…

 移らない!



 …ハイ、完成したのはコチラです


 見た目はけっこうウマそうですよね!?
 ところがどっこい、油の味しかしねえんですよ!!

 ニンニクのスライスと一緒に食べて、なんとか食えるってカンジ
 いや酷い味でした。
 


総評

言う間でもなく大失敗です。
問題は、あそこのプロセスで失敗したとか
ここがマズかったというのが明確にわからないんで
反省を次回に生かせない点ですか…

次回『遠吠えはコンビニに染まった』では
各種ペペロンチーノを食べ、そのウマさの秘訣に迫ります。

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